パリで食中毒、医療費無料病院の血だらけ男
今日、セカオピで失敗したら、
アメドラを思い出して
ふとフランスで救急車で運ばれたことを思い出したので、
なかなか壮絶な体験だったから、思い出しながら書こうと思う。
確かコロナ前の2019年の夏、ちょうどパリ祭の日、私はパリにいた。
ベルギーで食べたムール貝がパリでも食べられると聞いたので、
ムール貝のお店を探していた。が目に入ったのは生牡蠣の店。
もう生牡蠣でいいやと生牡蠣を食した。
その夜は花火を見に行く予定だったのに
凄まじい、腹痛と嘔吐、ジェリーが襲ってきて、ホテルで救急車を呼んだ。
その前に保険に入っていたので、保険会社に問い合わせたら、アメリカンホスピタルへ行けと指示が出た。
がちょうどその日はパリ祭、いろんな道路が封鎖され、タクシーで1時間以上かかるアメリカンホスピタルに行けそうもなかった。
で救急車を呼んだのだ。
そしたらとある病院に運びこまれた。とても暗くて寒い病院だったが、
医者や看護師はとても慈悲深かそうな人達であった。
フランス人はプライドが高くレイシスト気味な悪いイメージしかなかったが、
顔からしてとても慈悲深そうな、とっても親切な人達であった。
そして暗い部屋に仕切りもなく、
黒人の方ばっかりが移動できるベッドで寝かされていた。
そこの部屋は素通りして、私は個室に運びこまれた。
フランス人かはわからないが、慈悲深かそうな医師は、スマホで翻訳しながら
いろいろ診察してくれて、
で点滴を打ったのだが、これが地獄だった。とにかく寒いし不安。寒くて寒くて
凍え死ぬかと思いながら、点滴が終わるのをひたすらに待った。
そしたら叫び声が聞こえてきた。
包丁で刺されたか銃で撃たれたかわからない男が、血だらけで
運びこまれてきたのだ。
個室の扉は開けっぱなしだったので、チラッとだけ見えた。
近くの部屋に運びこまれたのか?
その男のドクタードクターと叫んでいる声が響く。
でも医師に無視されているのか。。。医師がやってくる気配はない。
男の叫びはなかなか止まない。。。
なんとも不穏な病院に運びこまれてしまったなと、アメリカンホスピタルにしとけばよかったかなと考えながらも、ひたすら点滴が終わるのを待った。
やっと終わって看護師を読んだら、もう1個でかいのを追加されてしまって
絶望的になって叫んだ。プリーズフィニッシュ。。。もう終わりにしてくださいと。
ノンと言って慈悲深くない看護師は去っていた。
で、暫く絶望感でうちひがれていると、慈悲深い医師がやってきて
帰りたいかとGoogle翻訳で問いただされたので、大きくイエスと言った。
途中の点滴を外してくれ、帰れる事になった。
そして値段を聞くとフランスの医療は無料だと言われた。
私はこれに????いっぱいだったが、そのままタクシーを呼んでホテルに帰った。
タクシー代は約1000円だった。
何故あの病院は無料だったのだろうか?
その後調べてもわからない。
多分だけど、フランスにはNGOが寄付を募って運営している病院があるようなので
そういう病院だったのだろうか?
とにかくも壮絶な体験だった為、もう2度と牡蠣は食べないと誓いました。